アンダーグラウンドより

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【体験談】これが派遣切りというやつか・・・

 
派遣社員が世界で一番怖いもの・・・・
 
そう、それが派遣切り。
 
どうも、現在派遣切りという憂き目にあっているもぐらです。
 
一応、派遣切りを知らない方のために説明しておくと、派遣切りとは契約している派遣先の企業から契約更新をしてもらえないか、契約期間であるにも関わらず、正社員で言うところの解雇処分扱いを受けるかのどちらかをいいます。
 
で、僕の場合は契約期間中のクビという、想定される派遣社員のシナリオの中で、最もバッドな道を歩むことを余儀なくされてしまいました。
 
当の派遣スタッフからは、契約解除について説明・謝罪を受けたものの、「もう君は必要ない」という主旨の事を遠回しに言っているようにしか聞こえず、後には悔しさと虚しさだけが残っています。
 
というわけで今回は、派遣切りにあった詳細な経緯を切々とした心境の中語っていきたいなと思います。同じような境遇にいる人の力になればいいなと思いつつ。
 
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会社の経営状況

まず、なぜクビを切られたかについてですが、それはこの記事にも書いた通り派遣先の会社の経営状況が芳しくなく、全体的な仕事量が減ってきたため。
 
ちなみにこの記事は、会社に行っても仕事がなくて暇すぎるみたいなことを冗談半分で書いたのですが、事態はどうやら僕が思っていたよりも悪かったようで、企業にしてみれば人材を放出することでしか解決の道を見出すことが出来なかったらしい。
 
そこで真っ先にやり玉に上げられたのが、派遣社員の僕だったという話。
 
元々規模の小さい会社だった上、仕事が徐々に減っていた日常を鑑みると、クビを言い渡された際は、やっぱりかと思いました。
 
業界自体も栄枯盛衰の激しい分野だったこと、作業もいつAIに奪われてもおかしくない仕事内容だったことを踏まえると、その感はさらに強くなります。
 
だからある程度の理解というか、妙に納得したような心境でもあって。
 
しかし同時に、釈然としない感情もどこかに渦巻いていて、それはおそらく理性うんぬんではない所で発生しているものなのでしょう。
 
いくら経営状況が悪い、派遣は不安定な働き方、と言われようとそうそう簡単には割り切れないのが正直なところです。
 
また、少し負け惜しみっぽくなるのが嫌ではあるけど、派遣先の会社の組織体制が古かったという点も同様の思いを加速させる結果に繋がっていると言いたい。
 
具体的に言えば、その会社は完全に大企業の下請け会社として営業しているので、新規の仕事を見つけてくるという努力を一切しない。まるでコバンザメのような生き残り戦略を取っています。
 
大企業から仕事をもらわないと営業していくことが出来ないため、親元の影響をモロに受けやすい。
 
そうするとどこで調整をはかるかと言うと、労働者として一番価値が低いとされている派遣社員の人員数で帳尻を合わせるという寸法。
 
このコバンザメ体質・派遣ポイ捨て戦略は後になって気づいたことのため、まさしく後の祭りと言うやつで、だから、こういう古い体制のまま進歩しようとしない会社で働いたことがそもそもの間違いだったのかもしれません。
 
 

派遣切りにあうもぐら

そんな背景ゆえ派遣切りにあいました。
 
報告はスタッフの狭くて暗い車の中で受けます。
 
まぁ報告といっても、内容は次の就労先の紹介に終始、派遣切りなどまるで始めからなかったかのような話の仕方でした。
 
「ここなんか時給もいいですし、ご自宅からも近いので通いやすいと思いますよ」と話す担当者の薬指を見ると、そこには結婚指輪がはめてありました。
 
それを見た僕は、「そうか、この人にはこの人の仕事があって、守らなければいけない人がいるんだよな」などとしみじみ思うわけはなく、担当者の説明をただ右から左へ聞き流していました。
 
で、説明が終わると担当者は忘れていたように、「今回は災難でしたね」と言い残しさっさと帰ってしまった。
 
そのあまりにも形式ばった口調に、虚しさを通り越して清々しさすら感じました。
 
世知辛ぇ。そう思わずにはいられません(苦笑)
 

有給消化の話

さて、せっかく派遣切りにあったのだ。どうせ辞めるのなら賢く行きたいと僕は思いました。損しない辞め方をしようと考えた。
 
そこで手始めに、残っている有給休暇を消化させてもらおうと画策します。
 
まぁ画策すると言っても単に担当のスタッフに「有給がまだ残っているので使わせてほしい」とその旨を伝えただけのこと。
 
ただ、それを聞いた担当者は、「残り日数が少ないので全てを使うのは勘弁してほしい。半分だけなら・・・」と言います。
 
いつもの僕ならもしかしたらここで引き下がっていたかもしれないですが、その時は「こっちはクビを切られているんだ」という居直りにも似た感情を抱いていたため、要求を頑として譲りませんでした。
 
結局、一週間くらい交渉は続き、全ては無理だったにしろほぼ全日有休を使わせてもらえることに落ち着きます。粘り勝ちというやつで。
 
ただ引っかかったのは、仕事が無くてクビにしたのになぜ派遣会社は有給の取得を出し渋ったのか。派遣先に悪印象を持たせないためでしょうか。業界の常識的にそうなっているのか。
 
詳しくは分かりませんが、まぁとにかくほぼ望み通りの辞め方は出来たので良しとしましょう。
 
 で、ここまで書いて、僕が何を言いたいのかというと、もらえるもんは遠慮なくもらいましょってこと。それは派遣だけではなく、どんな雇用形態にも言えることだと思います。
 
「そんなの当たり前だよ」って言われそうではあるけど、これが意外と、会社に迷惑がかかると思って遠慮したり、周りの空気に負けて言えなかったりするという人が多い気がします。
 
しかし、今回のことで痛感したのが、自分を守れるのはとどのつまり自分だけで、会社や国が必ずしも自分を守ってくれるとは限らないこと。ましてこんなご時世です。
 
それに労働者は一番立場が弱く不利益を被ることも多いでしょう。
 
だから主張するところは主張していった方が損せずに済む。
 
僕はその辺のことにホント無頓着なので、休みをもらって他人に迷惑をかけるということよりも、まずは自分の身を優先して考えてしまいます。
 
人によれば、そんな考え方は自分勝手でけしからんと思われるかもしれないですが、最低限の権利は行使してしかるべきというのが僕の持論です。(もちろん義務が先にくるのは言うまでもなく)
 
それは過去に僕がその手のことに一切執着せず、流されるまま生きてきた反動なのかもしれません。
 
過去の自分は権利を放棄していたとまではいかないまでも、権利を適切に使うことをしなかったので、結果的に損をしながら生きてきました。不自由な経験をしたことも1度や2度では済まないでしょう。
 
だから当たり前の権利を当たり前に受けることの大切さは身に染みて知っています。
 
損得ですべての物事を見るのはどうかと思うし、それだけに囚われて生きるのは不自由な生き方だと確かに思うのですが、人生には損得勘定で判断しなければいけない場面があるのもまた事実ではないでしょうか。
 

派遣切りにあって失ったものは多い。
 
僕は派遣切りに合って経済的にも精神的にも不安定になりました。
 
さらに生活費の工面など現実的なことを考えると、行き先が不安で仕方がなくなります。
 
それに、これから自分を取り巻く環境は大きく変わるはず。
 
本来ならこんな思いをする必要などなかったわけです。
 
だから派遣切りにあった労働者がそれを敢行した企業のことを恨む気持ちは痛いほど分かるし、僕も同じようにやりきれない思いを抱えている。
 
 
でも、そこで立ち止まるのは無駄だと思っています。
 
「前を向いて歩こう」なんて高尚なことを言うつもりはありませんが、いい方向に向かうためには、どの道進まざるを得ない。
 
派遣切りにあってそれは強く感じていて、
 
もしかしたらそれが今回学んだ唯一のことなのかもしれません。
 
 

これからのこと

今回の件だけではなく、僕が常々思っているのは賢く生きたいということ。
 
派遣切りはその思いを堅牢にし、そして浮き彫りにしました。
 
そこで漠然とですが、フリーランスとして生きていく道を模索したいなと思っています。
 
搾取されない道を選ぶなら起業家になるのが一番いいのでしょうが、多分性格的に合わないのでなし。安定を求めるなら企業に勤めて出世していくのが一番でしょうが、経歴という武器がないのでなし。
 
と考えると、1人で完結する、または自分だけの責任で仕事を進められるフリーランスが向いているような気がします。
 
あまり決め打ちでいくつもりはないですけど、そういうわけなんでよろしくお願いします。
 
長ったらしくなりました。以上、失職エントリ。