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文章力を鍛えてくれるおすすめの本を目的別に5冊紹介

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どうも、もぐらです。

 

 

今回は文章力を鍛えてくれる良書を紹介。

 

 

ただ、「文章力を鍛えたい!」と一口に言っても、人によってその目的はさまざま。

 

 

説得力のある企画書や書類を書くために、ロジカルに論文を書き上げるために、ブログやSNSで心揺さぶる文章を駆使して不特定多数の人にメッセージを伝えるために、、、

 

 

というように、人によって文章力を鍛える目的は違ってくるでしょうし、目的が変われば目指すべき文章の形も変わってくるでしょう。

 

 

そこで今回は、各場面や目的に合わせて、文章力を鍛えるために役立つ本を5冊紹介していきたいと思います。

 

 

基本のキ→20歳の自分に受けさせたい文章講義

 

20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)

20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)

 

 どうすれば自分の気持ちや考えを「文章だけ」で伝えることができるのか?この授業のスタート地点はそこにある。そう、僕らは「話せるのに書けない!」のだ。人に口で伝えることはできても、それを頭の中で文章に変換しようとすると、とたんに固まってしまう。メールの一通すら、うまく書けない。「話すこと」と「書くこと」はまったく別の行為なのだ。決して「同じ日本語じゃないか」などと思ってはいけない。この授業では、現役のライターである著者が、現場で15年かけて蓄積した「話し言葉から書き言葉へ」のノウハウと哲学を、余すところなく伝えていく。学校では誰も教えてくれなかった“書く技術”の授業をいま、始めよう。(amazonより)

 

基本的な技術を習得したい!という方や、文章を書く前の段階でどう書けばいいか分からず躓いてしまうという方に僕がおススメしたいのはこの本。

 

 

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」

 

 

著者は、アドラー心理学の教えを日本に広めたことで有名な「嫌われる勇気」の古賀史健氏(共著者・岸見一郎氏)で、フリーのライターをしている方です。

 

 

実際に「嫌われる勇気」を読んだことがある方はご存知だと思いますが、この人の文章は何と言っても読みやすいし分かりやすい。

 

 

まず、文章力を鍛える系の本を選ぶポイントとして、その本を書いている人の文章が魅力的かどうか、分かりやすいかどうか、って部分は結構重要だと思います。

 

 

なぜなら、それを書いている人の文章自体に魅力がなかったり、分かりにくかったりしたら内容に説得力が生まれないから。

 

 

だって、言回しがくどかったり難解な言葉ばかり使っているような文章指南書って嫌じゃないですか?

 

 

分かりやすく書いてあって、「こうすれば分かりやすくなるよ」って解説してある方が読んでいて「ああ、なるほどね」ってなりやすいと思うんですよ。

 

 

そういう意味ではこの本は非常に分かりやすく説得力があります。

 

 

本書は、「20歳の自分に受けさせたい~」とあるように、古賀さん本人が文章における基本すら分からなかった20歳の頃の自分にでも分かるように、文章について解説している。

 

 

と同時に、20歳の頃に知っていればなという情報やテクニックも書いてあるので、初心者の方でも理解しやすい内容になっています。

 

 

また、自身のライター生活で培った技術を惜しげもなく明かし、目から鱗の部分も多い。参考に出来る箇所は多いと思います。

 

 

ですので、基本のキが知りたい方はまずはこの本かなと。

 

 

 

テクニック重視→山口拓郎

 

伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則 (Asuka business & language book)

伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則 (Asuka business & language book)

 

本書は、文章を書く準備・文章を速く書く方法・内容を簡潔に書く方法・相手に分かりやすく書く方法・正しく、恥ずかしくない文章を書く方法・読みたくなる文章を書く方法などを87項目でまとめました。
また、「ワードの便利な使い方」や「うけるブログの書き方」など、かゆいところまで手が届く1冊となっています。企画書・報告書・日報の作成から、メールやSNSの投稿記事などあらゆる文章に対応。(amazonより)

 

 

文章におけるルールや鉄則が知りたいという方や、具体的なテクニックの部分を知って一段高みに行きたいという方におススメなのがこちらの本。

 

 

本書もどちらかというと基本的な技術を知りたい人向けなのですが、より具体的なテクニックが載っているため、文章のレベルを上げたいという人に特におススメです。

 

 

ちなみに、僕が参考になるなと思った箇所をいくつか紹介してみましょう。(本書の例そのまま)

 

 

テクニック1

 

・情報(メッセージ)を1つに絞る

 

(例)

【ダメな文】山口式トレーニングを学べば、ダイエット、体力増強、美容、病気予防、精神安定などの効果が手に入ります。

 

 

【修正後】山口式トレーニングを学べば、3か月で体脂肪20%減と「痩せ体質」が手に入ります。

 

 

伝えたい情報(メッセージ)を一つにしたことで、何が言いたいのか読み手が理解しやすくなったと思います。

 

 

テクニック2

 

 

・修飾語(簡単に言うと他の言葉を詳しくする言葉)と被修飾語(修飾語にかかる言葉)の距離を近づける

 

 

(例)

【ダメな文】私は、すべて今日のゲームの勝因は、捕手の配球にあると分析しました。

 

 

【修正後】今日のゲームの勝因は、すべて捕手の配球にあると、私は分析しました。

 

 

ダメな文では、修飾語である「すべて」が変な位置にあるせいで読みづらい文章になっている。

 

 

修正後は、「すべて」が被修飾語である「捕手の配球にある」の近くに置かれているので、意味が通る文章になりました。

 

 

このように修飾語と被修飾語の距離が離れていると、途端に読みづらい文章になってしまいます。

 

 

こんな感じで、本書には実践的な87個のテクニックが掲載されているという具合。

 

 

文章がしっくりこない、もっとちゃんとした文章が書きたいとお悩みの方向け。

 

 

 

ロジカル重視→入門 考える技術・書く技術

 

入門 考える技術・書く技術――日本人のロジカルシンキング実践法

入門 考える技術・書く技術――日本人のロジカルシンキング実践法

 

 日本人が論理思考を苦手とするのは、「日本語ならではのハンディ」があるからだった! 研修歴20年以上の著者が、そのハンディを乗り越える方法を具体的に指南。 ビジネス文書もメールも見違えるように上達する! 最も有名なバーバラ・ミントの大ロングセラー『考える技術・書く技術』で紹介された「ピラミッド原則」がよくわかる、入門ガイド決定版!(amazonより)

 

 

ビジネスシーンで文章を使うという方や、企画書に説得力を持たせたいという方におススメなのがこの本。

 

 

本書のねらいは、徹底したロジカルシンキングの実践にあります。

 

 

その実践にあたり本書では、帰納法演繹法ピラミッド構造など論理を構築する手段の使い方について言及していて、

 

 

どうすれば論理的な文章が書けるのか?理論構築するにはどうすればいいか?とお悩みの方の助力となること請け負いです。

 

 

ちなみに各章はこんな感じです。

 

序章:誤解だらけのライティング

 

日本人がロジカルな表現を苦手とする理由について解説

 

1章:読み手の関心・疑問に向かって書く

 

読み手を意識する。OPQ分析(読み手を分析する手法)

 

2章:考えを形にする

 

メッセージを絞って、グループ化する

 

3章:ピラミッドを作る

 

ロジックの展開、チェック

 

4章:文書で表現する

 

仕事で役立つ文書の書き方について。ロジカルシンキング実践編。

 

終章:メール劇的向上術

 

適切なメールの書き方など。

 

 

本格派の実践法ということで、ちょっと取っつきにくさはあります。それでも、ロジカルシンキングについて体系的に書かれているので、これを習得すれば、仕事で役立つスキルを獲得出来るのではないかと。

 

 

思考術系→「言葉に出来る」は武器になる。

 

「言葉にできる」は武器になる。

「言葉にできる」は武器になる。

 

「バイトするなら、タウンワーク。」「世界は誰かの仕事でできている。」
トップコピーライターが伝授する、あらゆるシーンに活用できる言葉と思考の強化書! (amazonより)

 

 

文章の本質に迫りたいという方、魅力的な言葉でメッセージを発信したいという方におススメなのがこれ。「言葉にできる」は武器になる。です。

 

 

 筆者は著名なコピーライターの梅田悟司さんで、生み出したキャッチコピーには、ジョージアのCMでお馴染み「世界は誰かの仕事でできている」や、「この国を支える人を支えたい」などがあり、一度は耳にしたことがあるという人も少なくないでしょう。

 

 

分かりやすく端的に言葉を紡ぐプロが書いている本というだけあって、本書の節々では筆者のワードセンスだったりテクニックを感じさせられます。

 

 

といって、本書が技術的な指南に終始しているかというとそうではなく、内容はどちらかと言えば、思考術メイン。

 

 

考え方に重きを置いていて、中にはハッとさせられるような記述も少なくありません。

 

 

僕が特に参考になったのは、「魅力的な文章を書くのにテクニックにとらわれ過ぎていないか。人に伝わる文章が書きたいなら、まず自分の中の内なる言葉に目を向けよう」というような主旨のことが書いてある部分。

 

 

これだけ聞くと、は?でしょうが、内なる言葉とは簡単に言えば、自分の中に存在している意見だったり、漠然と考えていることだったり、感情のこと。

 

 

で、その内なる言葉を磨いてやれば、魅力的で他人を動かす言葉が生まれるというわけです。

 

 

だからこの本の大部分はその内なる言葉の磨き方について解説していて、テクニック重視というよりかはいい文章を書くための考え方を教えてくれる本と言った方がわかりやすいかもしれません。

 

 

ちなみに、個人的にはこの本の影響を結構受けています。

 

 

魅力的な文章を書きたいという方は是非手に取ってみて下さい。

 

 

文章に行き詰ったときに読んで欲しい→伝わる・揺さぶる!文章を書く

 

伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)

伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)

 

 お願い、お詫び、議事録、志望理由など、私たちは日々、文章を書いている。どんな小さなメモにも、読み手がいて、目指す結果がある。どうしたら誤解されずに思いを伝え、読み手の気持ちを動かすことができるのだろう?本書では小論文指導のエキスパートが、「意見」「望む結果」「論点」「読み手」「自分の立場」「論拠」「根本思想」の七つの視点から、よい文章を書くための戦略をアドバイスする。自分の頭で考え、他者と関わることの痛みと歓びを問いかける、心を揺さぶる表現の技術。(amazonより)

 

 文章に行き詰まりました。何かヒントが欲しいです!という方におススメなのが「伝わる・揺さぶる!文章を書く」です。

 

 

なぜ行き詰ったとき、と指定したかというと、僕自身、この本を読んで励まされたり、もっと文章がうまくなりたいと思えたから。

 

 

本書を読めば、技術的な部分をしっかりと理解できつつ、まるでエッセイかのように著者の文章を書くことに対する熱い思いも同時に伝わってきます。

 

 

で、この本をどんなときに読むのが最適かなと考えたら、書くのが嫌になってしまったっていう人だったり、スランプに陥っている人なんじゃないかなと個人的にですが、思いました。

 

 

なので、そういった方に特におすすめしたいなと。

 

 

もちろん技術的な部分もちゃんと書いてあるので、その点は心配無用。

 

 

表題通りまさに、山田ズーニーさんのメッセージがバンバン伝わってきて、心揺さぶられてしまうような1冊です。

 

 

 

というわけで、全5冊を紹介し終えました。各フェーズや目的に応じて、どうぞ、活用してみて下さい。

 

 

最後に余計なお節介

 

別に書かなくても良かったちゃ良かったのですけど、最後に僕なりの文章本選定法を書きなぐっておくことにしましょう。興味のある方だけどうぞ。

 

 

巷に腐るほど溢れている「文章力を鍛える」系の本。その中から本当に自分の役に立つ良書を見つけるのって、実は結構難しい。

 

 

腐るほどあるわけですからね。こんなの食えねえよって言いたくなるようなのも中にはあります。

 

 

また、良書が多すぎてどれを参考にしていいか分からないってパターンもあるでしょう。

 

 

そこで、この2つの問題をクリアする選定法がある。

 

 

もったい付けるほどのもんでもないので先に言いますが、それは何かっていうと、色々読んだうえで、これ!という1冊に絞って参考にすること。

 

 

この方法の良いところは、自分に合った方法で集中して技術を習得できる点。

 

 

ハッキリ言って何冊も同時に参考にしていたのでは、技術は伸びません。なぜなら、著者によって実践法が微妙に違っていたりするから。

 

 

その点、色々読んだうえで気に入った1冊に絞って実践すると、自分の性質にあったやり方で技術を習得できますし、やることがシンプルになるので効率的です。

 

 

これは別に文章本に限らずの話で、色んな分野の書籍で使えるテクニックです。

 

 

良かったら試してもらえたらなーと。